Theme- 4 牧野班 Team MAKINO
遠隔触覚刺激・二次元通信を用いた行動介入基盤の開発と行動予測に基づく動作解析
本研究では、(1)動物に気づかれない介入プラットフォームの実現、(2)ヒトと動物の間の相互介入の理解と応用、2つの研究テーマを柱に展開していきます。 (1)では、本領域全体で活用可能な環境型χlogbot実現に向けて、(a)空中超音波による遠隔介入、(b)二次元通信による行動観察プラットフォームの基礎技術の研究、によりアプローチしていきます。(a)については、A01-2飛龍班(飛翔中のコウモリ)やA01-3髙橋班(移動中のマウス)がターゲットとする小動物への見えない介入を行います。班内ではショウジョウバエの幼虫を対象とし、見えない刺激によって観察しやすい状態を保ちながら行動範囲を制限して精察します。(b)では、各種生物の観察に適した二次元通信シートを開発し、小動物を観察・制御する配線不要な計測環境を構築します。フィジカル班(A01-1依田班、A01-4西森班)で鳥や昆虫におけるデータロギングへの活用を試みます。 (2) ヒトと動物の間の相互介入の理解と応用では、主にヒトと盲導犬の関係に着目し、熟達した訓練士と初心者との間で、ヒトの指示動作が誘起する犬の行動がどう異なるのかについて解明していきます。装着型χlogbotを利用し、盲導犬のハーネスの挙動から犬の振る舞いの傾向や特徴を抽出し、サイバー班で開発された行動モデルを適用して動きを解析していきます。
A02-4 牧野班 研究者
-
◎A02-4 牧野班 代表者 牧野 泰才 Yasutoshi MAKINO
東京大学 大学院新領域創成科学研究科 准教授
- 研究分野
- 触覚情報処理、バーチャルリアリティ
- 研究キーワード
- 空中超音波フェーズドアレイ、触覚ディスプレイ、行動予測
- 研究室
- https://hapislab.org/
-
◎分担者 高坂 洋史 Hiroshi Kohsaka
電気通信大学 情報理工学研究科 准教授
- 研究分野
- 神経科学
- 研究キーワード
- 運動制御、神経回路、ショウジョウバエ、画像処理
- 研究室
-
◎分担者 野田 聡人 Akihito Noda
南山大学 理工学部 准教授
- 研究分野
- 電磁波工学
- 研究キーワード
- 二次元通信、無線通信、無線電力伝送、高周波回路、ウェアラブルシステム
- 研究室
- https://researchmap.jp/akihitonoda
-
◎分担者 藤原 正浩 Masahiro Fujiwara
東京大学 新領域創成科学研究科 特任助教
- 研究分野
- 計測工学、触覚
- 研究キーワード
- 超音波、リモートセンシング、触覚受容器、微小信号計測/処理
- 研究室
- https://hapislab.org/
-
◎分担者 増田 祐一 Yuichi Masuda
東京大学 新領域創成科学研究科 研究員
- 研究分野
- 無線通信、無線給電、2次元通信
- 研究キーワード
- RFID、無線給電
- 研究室
- https://hapislab.org/